拷問

いつもの早朝出勤をして全員の机を拭き掃除。
バタバタと時間ギリギリの通勤を皆がしてきて
場は一気に私にとっては
嫌な雰囲気になって…

これがいつもの私の朝の風景。

朝礼が終わって…
はぁ…ため息が出て不安で仕方なかったところ…

今日は突然応接室に呼び出しをされた。
課長についていくと
何と5人のおっさんに囲まれて
”面接”だった。

総務部長、総務次長、局長、私の部署の部長と課長。

おそろしかった。
その場に居るだけでこわくて
これは「拷問」だと思った。

「（土日に考えてきて）どうですか？」
と尋ねられ
私はその時はまだ耐えて仕事続けようかとか迷ってたから
「まだもう少し耐えようかと…」
とポツポツ話そうとしたら…
（私も退職届出したというのにまだ未練タラタラだったのだわ）
「キツイこと言うけど、だったらあの退職届は何だったのかということになるから…。」
この前、今日から正規復帰扱いにしてくれると
部長と課長が話していたので
「じゃあ、辞めます。今日から正規復帰してから8月末で辞めます」
と言うと
「そういうわけにはいかんのや」
何を言っても否定ばかりされて泣きたくなった。
「じゃあ休職扱いのままでいいです」
と答えると
「だったら月末までの間仕事に出てくるというのも…
　（事故とかあったら責任が…という雰囲気）」
と言われるので
「じゃあ自宅静養で仕事にはもう出てきません」
と答えた。

その後すぐに机の片付けをさせられて帰らされた。
もう出入り禁止だ。

あとから考えて分かったことだけど
この5人で「拷問」して
私から
「辞めます」の言葉と
「正規復帰はあきらめて休職扱いのままもう仕事に出てきません」
という言葉を引き出したかったのだと思う。

そしてこれは全て私の自己責任で片付けたかったのだと。

とても残念だったのは
私が退職届を出すまでになった経緯や職場の雰囲気、
私が実際に職場で悩んでた問題などに
どの上司も言及してくれなかったこと。。

どんな辞め方やどんな手続きをするかとかそんなことばかり。
あとは自分達の体裁ばかり考えていることに気付いた。

本当に残念。こんな程度の上司だったんだと…

夜に労働組合の幹部の方が訪問されていろいろと事情聴取をされた。
父と母も同席して…
これまでの経緯や今日の出来事を話していたら
涙が出て出て、止まらなかった。。

無念。
半分は私の責任かもしれないけど
職場の責任も大きいと思うんだけど。。

今日のおっさん5人との5：1の面接はどう考えてみても拷問だった。
労働組合の幹部も怒っていた。。
父と母も怒っていた。

だけどどうしようもないのだ。これで終わり。